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2021.02.17

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【NEWS】[One&Co]フィジタル空間での音声コミュニケーションを可能にする「iDovatar」 ベータ版を活用した実証実験の企業パートナーを募集開始します。

音声技術とアバターを活用したフィジタル空間でのコミュニケーションにどのような可能性があるのか。シンガポールでCO&COがプロデュースしているコワーキングスペースOne&Co(事業主体:JR東日本シンガポール事務所)と、事業創造ファームのdotD APAC pte ltd(シンガポール、CEO:佐々木翼)は共同で、およそ10ヶ月の時間をかけ、プロトタイプの開発と検証、協議を重ねてまいりました。このたび、プロジェクト名を「iDovatar(イドバター)」とし、2021年4月1日よりベータ版(正式公開前の開発途中モデル)を活用した実証実験に参加いただける企業パートナーの募集を開始いたします。

 

iDovatarとは

3D空間上で距離が近い方、複数でのリアルタイム音声対話が可能なビジネスプラットフォームです。オフィスとリモート双方でのシームレスな働き方支援や、フィジカルとデジタル双方でのコミュニティづくり、国境を越えたビジネスコミュニケーション活性化など、コワーキング事業者だからこそ設計可能なセレンディピティ(偶然で幸運な発見)創出を目指します。また、フィジタル上にコネクターを介在させることで、人と人、機会と機会のマッチングを加速させる仕組みも介在させます。


1)ベータ版を活用した共同実験について
下記課題をお持ちの法人、又は10名以上のチームが対象となり、最大5社までの参加を予定しています。

 課題1:オフィスユースケース

  ・出社せずともチームワークの醸成を図りたい。

  ・日々働く中で(一見無駄とも感じるような)偶発的なコミュニケーションを生み出したい。

  ・ただ雑談したい

 課題2:商業ユースケース

  ・リアルを拡張したフィジタル商業施設、商店街、店舗での販売

  ・北海道の物産展を東京で(イベントとしての利用)

課題詳細をヒアリングさせていただき、「iDovatar」の要件にフィットするかを確認させて頂きます。その後、要件にフィットする場合、プロジェクト化の協議を個別に開始させて頂きます。

2)iDovatarが生まれた背景

新型コロナによるサーキットブレーカーをシンガポールで経験し、以降は仕事も生活もオンライン上でのコミュニケーションが大半を占めるようになりました。オンラインは効率良く心地も良い反面、一見無駄な、どうでもよさそうなコミュニケーションから生まれる偶発的な出来事が少なくなったことで、物足りなさを感じるようにもなりました。この物足りなさとは何か。それはたまたまそこにいる異なる立場の人同士が予想もしていなかった出来事や共通項で繋がり、偶然からの産物に出会えなくなったことではないか、と仮説を立てていました。そんなサーキットブレーカー状況下の毎昼に30分、これからのビジネスについて僕らが話を聞きたい方々を日替わりゲストとしてお招きしフリートークをするオンラインコンテンツ「OneTable」を始めました。そのOneTableにお招きした川内先生(シンガポール国立大学)とトークをする中、川内先生が考えるデジタルとフィジカルを融合させた環境づくりの可能性に触れたことをきっかけに、現在の「iDovatar」構想の原型が誕生しました。以降、開発パートナーにGAOGAO社、企画パートナーにCO&CO、監修に川内先生を迎え、dotD主体で、ユーザニーズやユーザストーリーマッピング、技術調査、そしてソリューションとしてコアとなるユーザ体験のコアにになるユースケースの特定を行って参りました。

3)実証実験に関するお申し込み(お問い合わせ)

以下URLのコンタクトよりお問い合わせください。

https://project.idovatar.com

 


ここ数ヶ月、CO&COには「Flex-and-Core」とも呼べるようなスプリットチーム利用についてご相談いただく機会が増えてきました。チーム単位でコワーキングスペースを利用し、会社自体はこれまでのコアオフィスを縮小しつつ維持する、というような内容です。これは固定費削減やBCP(事業継続計画)対策などに有効ですし、そもそも在宅勤務が長期的に持続可能ではないと各社が判断されていることが背景にあります。

このような日常が浸透する中でもコワーキングスペース空間では、偶発的なコラボレーションやヒトとの繋がりが生まれ続けており、生産性や創造性向上などに微力ながら貢献することで、ご利用者様には一定の評価を頂けていると思います。今後、iDovatarで実現できる新たな「繋がり」を活用することで、国外への往来が難しい今日、世界を繋ぐサードスペースとして、その提供価値を一気に拡充することが出来る可能性があると強く感じています。今後の展開にも、是非ご期待下さい。

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